設立25周年に際し

市民・利用者の皆様こんにちは。
日頃は我が公社に対して様々なご支援・ご鞭撻を戴き、まことにありがとうございます。 お陰様で我が公社も今年3月25日で設立25周年を迎えることができました。

そしてそれを記念して新たに「リハビリデイサービスぽっぽ中宇治」を開設し、市民・利用者の皆様のご利用を心から期待しているところです。

さて、この25年は私たちが深く関わる福祉行政も措置制度から介護保険制度へ、という大転換期でありました。一口に云えば、市民・利用者の皆様が福祉サービスを選ぶ時代になったのです。

そのような初めて経験する市場競争の中で、とまどいもありましたがとにもかくにも今日まで歩み続けてこられたことは私たちの経営努力はもとより、市民・利用者の皆様の熱いご指示の賜物であることは間違いありません。

 

 


 

 

風通しの良い職場風土づくりを

しかしながら25年も経ちますと、色々組織疲労や綻びも目立って参ります。

目についたことは直ちに対応することを心掛けておりますが、厄介なのは市民・利用者からご指摘も無いことから、これでいいんだと勝手に決め込んだり、知らず知らずのうちに自己満足に陥ったり、前からこうやっているから、これからもこれでいいんだ等の傾向、一種の症候群がはびこることです。

私はこれを「組織の因循姑息症候群」と呼んでおりますが、日頃から「風通しの良い職場風土づくり」を進め、その防止を図っていますが、なかなか容易ではありません。

 

 


 

 

これからも選ばれる公社に

これがはびこると覿面にサービス利用率が下がります。何故ならば、サービスの評価とその主体的選択権は市民・利用者の皆様にあるからです。

有無を云わさぬ権利行使であり私たちは甘受する他ありません。
そうならないためにも、改めて官の公共性と民の効率性を経営原理に「住み慣れた地域で安心して老後を過ごす」ための在宅保健福祉サービス供給セクターとして発足した我が公社25年の歴史を振り返り、効果的で良質なサービス提供とは何かを考え、「組織の因循姑息症候群」一掃に向け、全社的職場風土刷新運動を興し、市民・利用者の皆様から、これからも選ばれる公社を目指し、ご期待に応えなければなりません。

何よりも私たちには府内初の、そして唯一の福祉サービス公社としての矜持と責任があるからです。

一般財団法人宇治市福祉サービス公社
理事長 塚原 理俊